目次
1. はじめに:なぜ配線を隠すべき?
インターネット接続に欠かせないモデムやルーター、ONUなどの機器。周辺にはLANケーブルや電源コードなど多くの配線が絡み合い、見た目がごちゃごちゃしてしまいがちです。インテリアを損なうだけでなく、ホコリがたまりやすく掃除もしにくいのが難点。
配線を上手に隠して整理すれば、部屋の印象が一気にスッキリするだけでなく、コードの断線を防いだり掃除のしやすさを向上させたり、実用面でもメリットが大きいです。
2. 隠し方を考える前に押さえるポイント
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通気性の確保
- モデムやルーターは熱がこもりやすい機器。通気性が悪いと熱暴走の原因になるため、完全に密閉した箱は避ける。
- ケーブルボックスでも通気穴があるタイプや、背面・側面がオープンなラックを選ぶのがおすすめ。
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機器の再起動やメンテナンスを想定
- 隠しすぎると、モデムやルーターの再起動時にスイッチが押しにくかったり、配線の抜き差しが面倒になることも。
- 普段は見えないようにしつつ、手を伸ばせば触れる位置に配置すると便利。
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LANケーブルや電源コードの長さ
- 配線を隠すにはある程度ケーブルに余裕が必要。延長コードを活用しつつ、不要に長いものはまとめて束ね、家具の裏に回すなど工夫すると見た目が整う。
- ケーブルをまとめる際は断線しないよう、適度なゆとりを残して結ぶと良い。
3. おすすめの隠し方&収納テクニック
(1) ケーブルボックスを活用する
- 大容量タイプのケーブルボックス
- 市販されている「ケーブルボックス」や「コードケース」に、モデムやルーターごと収納する方法。
- 通気孔があるかどうかを確認し、熱がこもりにくい設計のものを選ぶ。
- ケーブルや電源タップだけをまとめる
- ルーター本体は外に出しておいて、電源タップや余ったケーブルだけボックスに収納するパターンも。
- ボックス上面にルーターを載せると、電波障害が少なく見た目もすっきり。
(2) 壁掛け・ラック取り付けで浮かせる
- ルーター用ウォールラック
- 壁に取り付ける小さな棚やラック(通気性あり)にルーターを置き、下部にケーブル類をまとめる。
- 床に配線が散らばらないので掃除機もかけやすい。
- 配線カバーを活用
- 壁と同系色の配線カバーを使えば、LANケーブルや電源コードを壁に沿わせて目立ちにくくできる。
- 床と壁の角部分に配線モールを張り付けるだけでも、部屋の印象が変わる。
(3) カラーボックスや本棚の一部スペースを使う
- 背面に穴を開けて配線を通す
- カラーボックスや本棚の中段にモデム・ルーターを置き、背面に適度なサイズの穴を開けて配線を裏へ流す。
- 前面には本や雑貨を並べてルーターを隠すイメージ。ただし通気性を確保するため、背面を全部ふさがない工夫が必要。
- インテリアに馴染ませる
- 棚やボックスの色を部屋の家具と合わせると、配線だけでなく機器本体も目立たなくなる。
- モデムやルーターを置くスペースをしっかり確保しておくとメンテナンスも楽。
(4) ルーター隠し専用のカバー・ボックスを使う
- ルーター専用の通気穴付きカバー
- 通販サイトなどで「ルーター隠しカバー」や「Wi-Fiルーター収納ボックス」が売られている。
- 正面や側面にパンチング加工・穴が空いていて、熱やWi-Fi電波をある程度通す構造が多い。
- デザイン性の高いボックス
- 木製やホワイト系のシンプルボックスならインテリアに馴染みやすい。リビングに置いても違和感が少ない。
- ただし、金属・メタル素材だと電波を遮ってしまう場合があるので、Wi-Fiルーターの場合は注意。
4. 配線が少なくなる光回線・モバイルルーター活用術
- 光回線ならONU+無線LANルーターの2台が基本
- 最近はONUとルーターが一体型のホームゲートウェイも増えており、機器が1台になると配線が減るメリットが。プロバイダ側にIPv6ルーター機能付きONUを申し込むのも一手。
- モバイルWi-Fiなら本体1台でOK
- WiMAXなどのポケット型Wi-Fiを自宅回線として使う場合、配線がほとんど不要。ただし速度やデータ容量で妥協が必要になる場合がある。住環境に合わせて検討すると良い。
5. まとめ:見た目も機能性もアップする配線隠しを
- 通気性を確保しながら隠す
モデムやルーターは熱を持ちやすいため、完全に密閉するのは避けましょう。ケーブルボックスやラックでも穴や隙間のあるものがベター。 - アクセスしやすさを失わない
再起動や配線の抜き差しが完全に面倒になると、トラブル対応が大変。前面を少し開けたり手を伸ばせる位置に置くと実用的です。 - インテリアに馴染むデザイン
無機質なルーター類を、部屋全体の色調や家具に合わせて収めることで、見た目の統一感が高まります。DIYで棚の裏に配線を通したり、カラーボックスを改造したりと工夫は多彩。
見栄えを気にして配線を隠すと、ホコリがたまりやすい部分も定期的に掃除しやすくなり、一石二鳥です。ぜひ今回ご紹介したケーブルボックスやラック活用、ルーター収納カバーなどのアイデアを取り入れて、スッキリとしたネット環境を手に入れてみてください!
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