2025.12.17

ツール

HubSpotログインできない時の原因一覧と復旧方法まとめ｜ハブスポットとは何ができる？

HubSpotを使い始めたものの、**「ログインできない」「突然アクセスできなくなった」**と困っていませんか。
実は、HubSpotのログイントラブルはパスワードの問題だけでなく、2要素認証やアカウント設定、ブラウザ環境など、複数の原因が重なって起こるケースがほとんどです。

本記事では、ハブスポットとは何かという基本から、HubSpotにログインできない原因と具体的な対処法、復旧手順、安全に運用するためのポイントまでをまとめて解説します。
初めてHubSpotを使う方はもちろん、管理者として運用している方にも役立つ内容になっています。

HubSpotとは？初心者でもわかる統合CRMの基本

HubSpot（ハブスポット）とは、顧客情報を軸に、マーケティング・営業・カスタマーサポートまでを一元管理できるクラウド型のCRMツールです。
「CRMと聞くと難しそう」「専門知識がないと使えなさそう」と感じる方も多いですが、HubSpotはそのイメージとは少し違います。
初期設定がシンプルで、無料から始められるため、初めてCRMを導入する企業や個人事業主にも使われています。
特に、複数のツールを行き来せずに顧客対応ができる点は、日々の業務効率を大きく変えてくれます。
ここでは、ハブスポットとは何かを初めて調べた方でも理解できるよう、基本から順に解説します。

HubSpotとは何か？一言でわかる概要

HubSpotを一言で表すと、顧客とのやり取りをすべて記録・管理できる統合型CRMです。
メールの送受信履歴、問い合わせ内容、商談の進み具合、サポート対応の履歴などが、顧客ごとに自動でまとまります。
そのため、「前回どんな話をしたか分からない」「担当が変わると情報が引き継がれない」といった問題が起きにくくなります。
また、マーケティング用のメール配信や、営業管理、問い合わせ対応の機能が最初から連携しているのも特徴です。
ツールごとにデータが分かれないので、ログイン後すぐに全体像を把握できます。

HubSpotが選ばれる理由｜他CRMとの決定的な違い

HubSpotが多くの企業に選ばれている理由は、「使いながら慣れていける設計」にあります。
Salesforceやkintone、ZohoなどのCRMは高機能な反面、導入時に細かい設定が必要です。
一方HubSpotは、最初は最低限の機能だけを使い、必要に応じて機能を追加していくことができます。
実際に選ばれている理由を整理すると、以下のようなポイントがあります。

無料で基本的なCRM機能を試せる
画面が分かりやすく、操作に迷いにくい
マーケ・営業・サポートが同じ画面で管理できる

この「とりあえず使ってみる」選択ができる点が、他CRMとの大きな違いです。

無料版と有料版の違いを図解で整理

HubSpotには無料版と有料版があり、最初は無料版だけでも十分に活用できます。
無料版でできる主なことと、できないことを整理すると次のようになります。

項目	無料版	有料版
顧客情報管理	○	○
メール履歴の管理	○	○
メール自動配信	×	○
詳細な分析・レポート	×	○

有料版を検討するタイミングとして多いのは、「手作業が増えてきた」「チームでの情報共有が追いつかなくなった」と感じた時です。
まずは無料でHubSpotとはどんなツールかを体感し、必要に応じて有料版へ切り替える流れが、失敗しにくい使い方と言えます。

【初回】HubSpotにログインする方法（登録直後）

HubSpotに初めてログインする方法は、登録直後につまずきやすいポイントのひとつです。
特に「HubSpot ログインできない」と検索している方の中には、アカウント自体は作成できているものの、最初のログイン手順で止まってしまっているケースが少なくありません。
初回ログインでは、通常のログインとは違い、メール認証の完了や登録時のログイン方法を正しく把握しておく必要があります。
ここでは、HubSpotを初めて使う方でも迷わないよう、公式サイトからの基本的なログイン手順と、Googleアカウント連携時の注意点を順番に解説します。

公式サイトからの基本ログイン手順

HubSpotの初回ログインは、公式サイトのログインページから行います。
登録時に設定したメールアドレスとパスワードを入力するだけで、基本的にはログイン可能です。
ただし、登録直後の場合は、次のような流れをきちんと確認しておくことが重要です。

HubSpot公式サイトにアクセスする
「ログイン」ボタンをクリックする
登録時のメールアドレスとパスワードを入力する

ここで注意したいのが、メール認証が完了していない場合です。
HubSpotでは、登録後に確認メールが送られ、そのメール内のリンクをクリックしないとログインできません。
「パスワードは合っているのに入れない」という場合は、迷惑メールフォルダも含めて、認証メールが届いていないかを必ず確認してください。

Googleアカウント連携時の注意点

HubSpotは、Googleアカウントを使ったログインにも対応しています。
特にGoogle Workspaceを利用している企業では、この方法を選ぶ方も多いです。
ただし、Google連携でログインできないケースも意外と多く、その原因の多くはメールアドレスの不一致です。

HubSpot登録時のメールアドレスとGoogleアカウントが違う
個人用Gmailと会社用アカウントを混同している
別のGoogleアカウントでログインしようとしている

上記のような場合、正しいGoogleアカウントを選択してもログインできません。
その際は、一度ログアウトしたうえで、HubSpotに登録したメールアドレスと同じGoogleアカウントを選び直す必要があります。
初回は特にアカウントの選択ミスが起きやすいため、「どのメールアドレスで登録したか」を事前に確認しておくことが大切です。

【2回目以降】HubSpotのログイン方法3パターン

HubSpot ログインは、2回目以降になると複数の方法から選べるようになります。
一度アカウントを作成すると、「どの方法でログインすればいいのか分からない」「前回と違う方法で入ろうとしてログインできない」といった悩みが出てきがちです。
実際、HubSpotにログインできない原因の多くは、ログイン方法の選択ミスによるものです。
ここでは、HubSpotで使える代表的な3つのログイン方法と、それぞれでつまずきやすいポイントを整理して解説します。

方法① HubSpot公式ログインページからアクセス

最も基本的な方法が、HubSpot公式のログインページからアクセスする方法です。
メールアドレスとパスワードを入力してログインするため、特別な設定がなくても使えます。
ただし、この方法で意外と多いのが、ブックマークしているURLが原因でログインできないケースです。

古いログインURLを保存している
特定アカウント専用のURLを誤って使っている
管理画面のURLを直接開こうとしている

このような場合、正しい情報を入力してもエラーが出ることがあります。
迷ったときは、必ずHubSpot公式サイトのトップから「ログイン」をクリックし直すのがおすすめです。

方法② Googleアカウントでログインする

Googleアカウントでのログインは、Google Workspaceを利用している企業に多く使われています。
毎回パスワードを入力する必要がなく、スムーズにログインできる点がメリットです。
一方で、以下のようなケースではログインできなくなることがあります。

登録時とは別のGoogleアカウントを選択している
個人用Gmailと会社用アカウントを混同している
ブラウザに複数のGoogleアカウントがログイン中

Google連携を使う場合は、HubSpotに登録したメールアドレスと同じGoogleアカウントを必ず選択してください。
うまくいかない場合は、一度すべてのGoogleアカウントからログアウトしてから再度試すと解決することが多いです。

方法③ SSO（シングルサインオン）でログインする

SSO（シングルサインオン）は、Azure ADやOktaなどの認証基盤と連携してログインする方法です。
社内の認証システムとHubSpotを連携させることで、セキュリティを高めながら管理を簡単にできます。
ただし、SSO利用時は次の点に注意が必要です。

SSO設定前のログイン方法が使えなくなる場合がある
認証基盤側の設定ミスでログインできなくなる
管理者しか復旧できないケースがある

特に、SSOを有効化した後に「急にHubSpotにログインできない」と感じた場合は、HubSpot側ではなくAzure ADやOkta側の設定を確認する必要があります。
SSOを使う場合は、管理者と利用者の役割を明確にして運用することが重要です。

HubSpotモバイルアプリでのログイン方法

HubSpotはモバイルアプリからもログインできますが、PC版とは挙動が少し異なります。
そのため、「PCでは問題なくログインできるのに、アプリだとログインできない」と感じる方も少なくありません。
特に外出先やスマートフォンで確認しようとした際に、この違いでつまずくケースが多いです。
ここでは、HubSpotモバイルアプリの基本的な使い方と、アプリ特有のログイントラブルの原因を整理して解説します。

HubSpotアプリのインストールと初期設定

HubSpotのモバイルアプリは、iOS・Androidの両方に対応しています。
App StoreまたはGoogle Playで「HubSpot」と検索すれば、公式アプリが表示されます。
インストール後の初期設定はシンプルですが、最初に確認しておきたいポイントがあります。

公式アプリであることを確認してインストールする
PCで使用しているHubSpotアカウントと同じメールアドレスでログインする
通知設定は必要に応じて後から変更できる

アプリのログイン方法は、PCと同様にメールアドレスとパスワード、またはGoogleアカウント連携が選べます。
ただし、会社のセキュリティ設定によっては、アプリでのログインに追加認証が求められる場合があります。

アプリでログインできない時の確認ポイント

「PCでは入れるのに、アプリだとログインできない」という場合、原因はHubSpot側ではなく、スマートフォンやアプリの設定にあることが多いです。
よくある原因を整理すると、次のようなケースが考えられます。

アプリが最新版にアップデートされていない
SSOや2要素認証の影響で追加認証が必要
ブラウザでのログイン情報とアプリが連携していない

特にSSOを利用している企業では、PCは社内ネットワーク経由で問題なくログインできても、アプリでは認証が通らないことがあります。
その場合は、管理者にSSO設定を確認してもらうのが近道です。
また、一度アプリをログアウトして再ログインする、またはアプリを再インストールすることで解決するケースも多いです。

HubSpot有料版で必須の「2要素認証」とは？

HubSpotにログインできない原因として、特に多いのが2要素認証に関するトラブルです。
HubSpotの有料版では、セキュリティ強化のために2要素認証が原則必須となっており、設定が完了していないとログインできません。
そのため、「昨日まで使えていたのに、急にログインできなくなった」というケースも珍しくありません。
ここでは、なぜHubSpotが2要素認証を必須にしているのか、そして具体的な設定手順を分かりやすく解説します。

なぜHubSpotは2要素認証を必須にしているのか

HubSpotは、顧客情報や営業データを大量に扱うCRMです。
メールアドレスや電話番号だけでなく、商談内容や契約情報まで保存されるため、情報漏えいのリスクは決して小さくありません。
特にCRMでは、次のようなセキュリティリスクがあります。

パスワードの使い回しによる不正ログイン
退職者アカウントの放置
フィッシングメールによる情報流出

こうしたリスクを減らすため、HubSpotではパスワードに加えて本人確認を行う2要素認証を必須としています。
手間は少し増えますが、企業データを守るうえでは欠かせない仕組みです。

1要素目（ID・パスワード）の設定手順

2要素認証の1要素目は、通常のID（メールアドレス）とパスワードです。
HubSpotでは、一定期間ごとにパスワードの見直しや再設定を求められることがあります。
その際、条件を満たしていないパスワードを設定すると、強制的にリセットされる場合があります。

英数字を組み合わせたパスワードにする
他サービスと同じパスワードを使わない
定期的に変更する

「正しいパスワードを入力しているはずなのにログインできない」場合は、パスワードリセットの案内メールが届いていないかを確認してください。

2要素目（認証アプリ・SMS）の設定手順

2要素目として設定できる方法は、認証アプリまたはSMS認証です。
HubSpotでは、Google AuthenticatorやAuthyといった一般的な認証アプリに対応しています。
設定手順は次の通りです。

HubSpotのアカウント設定画面を開く
セキュリティ設定から2要素認証を選択
表示されたQRコードを認証アプリで読み取る
アプリに表示されるコードを入力して完了

SMS認証を選ぶ場合は、登録した電話番号に確認コードが届きます。
ただし、海外SMSやキャリア制限の影響で届かないケースもあるため、可能であれば認証アプリの利用がおすすめです。

2要素認証でログインできない時の完全対処マニュアル

HubSpotにログインできない原因として、実務で最も多いのが2要素認証のトラブルです。
設定自体は簡単でも、スマートフォンの変更やSMS未着など、想定外の場面でログインできなくなることがあります。
特に業務中に急に入れなくなると、かなり焦ってしまいます。
ここでは、実際の問い合わせや現場でよくあるケースをもとに、復旧を最優先した対処方法を順番に解説します。

SMS認証コードが届かない場合

2要素認証をSMS認証にしている場合、「コードが届かずログインできない」というトラブルがよく起こります。
その原因は、HubSpot側ではなく通信環境やキャリア制限によるものがほとんどです。
以下の点を順番に確認してください。

電波状況が安定しているか
海外SMSを受信拒否していないか
迷惑SMS対策が有効になっていないか

特に法人契約のスマートフォンでは、海外SMSが初期設定でブロックされているケースがあります。
何度試しても届かない場合は、SMS認証を一度あきらめ、認証アプリに切り替えるのが現実的な解決策です。

認証アプリを機種変更してしまった場合

認証アプリを入れたスマートフォンを機種変更してしまい、HubSpotにログインできなくなるケースも非常に多いです。
バックアップを取っていない場合、新しい端末では認証コードを確認できません。
この場合、以下のような対応が必要になります。

旧端末が手元にある場合は、認証アプリを起動してコードを確認
旧端末が使えない場合は、バックアップコードを利用
どちらも無理な場合は、管理者に対応を依頼

個人アカウントの場合でも、HubSpotでは管理者権限を持つユーザーが復旧をサポートできます。
まずは社内の管理者に連絡し、2要素認証のリセットが可能か確認しましょう。

バックアップコードの取得・再発行方法

HubSpotでは、2要素認証設定時にバックアップコードが発行されます。
このコードがあれば、認証アプリやSMSが使えない場合でもログイン可能です。
バックアップコードに関して、管理者が押さえておくべきポイントを整理します。

バックアップコードは複数発行される
一度使うと無効になる
再発行は管理者権限で対応可能

利用者がログインできなくなった場合、管理者はアカウント設定から2要素認証の再設定を行うことで復旧できます。
そのため、管理者は「誰が管理者か」「緊急時の連絡先」を事前に明確にしておくことが重要です。

HubSpotにログインできない主な原因と対処法一覧

HubSpot ログインできないと感じたとき、原因は一つとは限りません。
パスワードやアカウント設定の問題だけでなく、ブラウザ環境や一時的なシステム障害が影響しているケースも多くあります。
やみくもに操作を繰り返すと、アカウントロックにつながることもあるため、原因を切り分けながら確認することが大切です。
ここでは、実際によくあるログイントラブルを原因別に整理し、それぞれの対処法を分かりやすくまとめます。

原因① パスワード間違い・自動ロック

最も多い原因が、パスワードの入力ミスや、それに伴う自動ロックです。
HubSpotでは、一定回数ログインに失敗すると、セキュリティ対策として一時的にログインできなくなります。
特に注意したいのは、大文字・小文字の違いや、ブラウザの自動入力による誤入力です。

パスワードを手入力して再確認する
Caps Lockが有効になっていないか確認する
ロックされた場合は時間を置いて再試行する

それでもログインできない場合は、パスワードリセットを行うのが確実です。

原因② アカウントが無効化されている

HubSpotでは、一定期間ログインがない場合や、管理者による操作によって、アカウントが無効化されることがあります。
この状態では、正しい情報を入力してもログインできません。

長期間ログインしていなかった
組織の管理者がユーザーを停止した
利用規約違反の可能性がある

無効化されている場合は、管理者に復旧を依頼するか、HubSpotサポートへの問い合わせが必要になります。

原因③ ブラウザ非対応・古い環境

HubSpotは、すべてのブラウザに対応しているわけではありません。
古いブラウザや、サポート外の環境ではログイン画面が正しく表示されないことがあります。

Google Chrome
Microsoft Edge
Safari（最新版）

上記のような推奨ブラウザを最新版にアップデートすることで、問題が解消するケースが多いです。

原因④ キャッシュ・Cookieの影響

ブラウザに蓄積されたキャッシュやCookieが原因で、HubSpotにログインできないこともあります。
特に、以前のログイン情報が残っていると、正しい認証が行われない場合があります。

キャッシュとCookieを削除する
シークレットモードで試す
別のブラウザでログインしてみる

これらの方法で、多くのケースは改善します。

原因⑤ ChromeのサードパーティCookie制限

最近増えているのが、ChromeのサードパーティCookie制限によるログイントラブルです。
設定によっては、認証情報が正しく引き継がれず、ログインに失敗することがあります。

Chromeの設定でCookie制限を確認する
HubSpotを例外として許可する

特にSSOや外部認証を使っている場合は、この影響を受けやすいため注意が必要です。

原因⑥ HubSpot側の障害・システム遅延

すべて確認しても問題が見当たらない場合、HubSpot側の障害やシステム遅延が原因の可能性があります。
メンテナンスや一時的な不具合により、ログインできないこともあります。

時間を置いて再度ログインする
HubSpotのステータスページを確認する

慌てて設定を変更する前に、外部要因でないかを一度確認することが大切です。

HubSpotアカウントが無効化された時の復旧ガイド

HubSpotにログインできない原因の中でも、特に戸惑いやすいのがアカウントの無効化です。
パスワードを何度確認しても入れず、エラーメッセージが表示される場合、この状態に該当している可能性があります。
無効化と聞くと深刻に感じますが、原因を正しく把握し、順番に対応すれば復旧できるケースがほとんどです。
ここでは、実際の運用現場で多いケースをもとに、復旧までの流れを具体的に解説します。

アカウント無効化の主な原因

HubSpotアカウントが無効化される理由は、大きく分けて次の3つです。

長期間未ログインによる自動無効化
利用規約違反や不審な操作の検知
管理者によるユーザー停止

特に多いのが、長期間ログインしていなかったケースです。
個人利用や部署異動後に放置されていたアカウントは、自動的に無効化されることがあります。
また、管理者がセキュリティ対策として一時的に停止している場合もあるため、まずは社内確認が重要です。

復旧申請の具体的手順（管理者／一般ユーザー別）

復旧方法は、管理者か一般ユーザーかで異なります。
まず一般ユーザーの場合は、社内のHubSpot管理者に連絡し、アカウント状態を確認してもらうのが最優先です。
管理者であれば、ユーザー管理画面から無効化されたアカウントを再有効化できます。

管理者が不在、または復旧できない場合は、HubSpotサポートへ問い合わせます。
サポートは基本的に英語対応になるため、以下の点を簡潔に伝えるのがコツです。

ログインできない状況
表示されているエラーメッセージ
アカウントのメールアドレス

難しい英文を書く必要はなく、短い文章で問題ありません。

再発防止のためにやるべき運用ルール

復旧後に同じトラブルを繰り返さないためには、運用ルールの見直しが欠かせません。
特に重要なのは次の2点です。

定期的にログインする習慣をつける
管理者がユーザー状況を定期的に監査する

使っていないアカウントを放置しないことが、セキュリティ面でも重要です。

HubSpotでできること｜基本機能を目的別に整理

「HubSpotとは何ができるのか」を理解していないと、ログイン後に何から触ればいいのか分からず戸惑ってしまいます。
HubSpotは機能が多いため、目的別に整理して把握することが大切です。
ここでは、代表的な4つの機能を、初心者でもイメージしやすい形で紹介します。

Marketing Hubの主な機能

Marketing Hubは、見込み客の獲得から育成までを支援する機能です。
具体的には、次のようなことができます。

問い合わせフォームやLPの作成
メール配信やステップメールの自動化
アクセスや反応の分析

「誰がどのページを見たか」「どのメールを開いたか」が分かるため、感覚ではなく数字で判断できます。

Sales Hubの主な機能

Sales Hubは、営業活動を見える化するための機能です。
商談の進捗をパイプラインで管理できるため、状況が一目で分かります。

商談ステータスの管理
タスクやフォローの可視化
営業活動の履歴確認

属人化しやすい営業情報をチームで共有できる点が強みです。

Service Hubの主な機能

Service Hubは、問い合わせ対応やサポート業務向けの機能です。
顧客からの問い合わせをチケットとして管理し、対応漏れを防げます。

問い合わせ履歴の一元管理
対応状況の可視化
顧客満足度の把握

過去のやり取りをすぐ確認できるため、対応の質が安定します。

無料CRMの活用価値

HubSpotの無料CRMは、ログイン後すぐに使える基本機能がそろっています。
最初にやるべき設定としては、次の点がおすすめです。

自分とチームメンバーのユーザー登録
顧客情報の登録
メール連携の設定

これだけでも、「誰とどんなやり取りをしているか」が整理され、業務が一気に楽になります。
まずは無料CRMから使い始めるのが、HubSpotを活用する近道です。

管理者必見｜HubSpotのユーザー管理とセキュリティ運用

HubSpotを安定して運用するうえで最も重要なのが、管理者によるユーザー管理とセキュリティ運用です。
「突然ログインできなくなった」「退職者がそのまま残っていた」といったトラブルの多くは、設定や管理ルールが曖昧なことが原因です。
特に企業利用では、ログインできないトラブル＝業務停止につながるため、事前の設計が欠かせません。
ここでは、管理者が最低限押さえておきたい運用ポイントを実務目線で整理します。

ユーザー招待・権限設定のベストプラクティス

HubSpotでは、ユーザーごとに細かく権限を設定できます。
この設定を適当に行うと、情報漏えいや操作ミスの原因になります。
おすすめの考え方は、「必要な人に、必要な権限だけを付与する」ことです。

管理者権限は最小限の人数に絞る
営業・マーケ・サポートで権限を分ける
外部メンバーには限定的なアクセスのみ許可する

ユーザー招待時に権限をしっかり確認することで、後々のトラブルを防げます。

部門別・役割別のアクセス制御

HubSpotは、部門や役割ごとにアクセスできる機能を制御できます。
これを活用することで、「見なくていい情報を見せない」運用が可能です。

営業部門：商談・顧客情報を中心にアクセス
マーケ部門：メール配信や分析機能を中心に利用
管理部門：全体の設定・監査を担当

役割が明確になることで、操作ミスや不要な問い合わせも減ります。

セキュリティ事故を防ぐ定期チェック項目

セキュリティ対策は、一度設定して終わりではありません。
定期的なチェックが重要です。

使われていないユーザーアカウントが残っていないか
2要素認証が全ユーザーに適用されているか
権限が必要以上に付与されていないか

月に一度でも確認するだけで、リスクは大きく下げられます。

よくある質問（FAQ）

ここでは、HubSpot ログインや運用に関して、特によく寄せられる質問をまとめます。
初めて使う方や、トラブル時の参考にしてください。

HubSpotは無料でどこまで使えますか？

無料版でもCRMの基本機能は十分に使えます。
顧客情報管理、メール履歴の確認、簡単なレポート作成などは無料で対応可能です。
本格的な自動化や分析を行いたい場合に有料版を検討するとよいでしょう。

ログインURLがわからなくなった場合は？

HubSpotの公式サイトから「ログイン」をクリックすれば問題ありません。
古いURLをブックマークしている場合は、一度削除するのがおすすめです。

管理者がいない場合、ログイン復旧できますか？

管理者がいない場合は、HubSpotサポートへの問い合わせが必要です。
アカウント情報と状況を簡潔に伝えることで対応してもらえます。

2要素認証を解除することはできますか？

有料版では原則解除できません。
一時的なリセットは管理者対応となります。

HubSpotは日本語サポートがありますか？

ヘルプページは日本語対応していますが、直接のサポートは英語が基本です。
ただし、簡単な英文で問題ありません。

HubSpotを安全・快適に使いこなすためのポイント

HubSpotを長く安心して使うためには、最初の設定と日々の運用が重要です。
ログイントラブルの多くは、事前の対策で防げます。

ログイントラブルを防ぐ初期設定

導入時に以下を設定しておくことで、トラブルを大幅に減らせます。

2要素認証の早期設定
ログイン方法の社内共有
バックアップコードの管理

管理者が必ず押さえるべき運用ルール

運用ルールを明確にすることで、混乱を防げます。

退職・異動時のアカウント整理
定期的な権限見直し
ログインできない時の連絡先明確化

まとめ

HubSpotとは、顧客情報を中心に業務をまとめて管理できる便利なCRMです。
一方で、ログインできない原因の多くは、設定ミスや環境、2要素認証にあります。
正しい復旧手順と運用ルールを理解しておけば、ほとんどのトラブルは防げます。
HubSpotはツールを入れて終わりではなく、導入後の運用設計が成果を左右します。
日々の管理を見直しながら、安心して活用していきましょう。