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データを守り、信頼を勝ち得る!ISO27001(ISMS)の全てを徹底解説

目次

1.ISO27001とは?

2.ISO27001(ISMS)の取得が多い主な業種

3.ISO27001(ISMS)認証取得のメリット

4.ISO27001(ISMS)認証取得のデメリット

5.ISO27001(ISMS)認証取得に必要なこと

6.ISO27001(ISMS)認証取得の流れ

7.ISO27001(ISMS)認証取得代行を利用するメリット

8.まとめ


ISO27001(ISMS)をご存知でしょうか。

今の時代に欠かせない情報セキュリティに関する国際規格です。

この記事では、ISO27001(ISMS)と取得する意義や方法について解説していきます。

1.ISO27001とは?

ISO27001とは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格の一つです。

ISO27001では、情報資産の保護を目的に、情報セキュリティリスクの管理を行い、継続的改善を実施することが求められます。

ISO27001を取得した事業者は、情報セキュリティの管理体制が適切に機能していることを証明できます。

2.ISO27001(ISMS)の取得が多い主な業種

ISO27001(ISMS)の取得が多い主な業種は以下の通りです。

情報サービス業

IT業界

金融業

小売業

広告代理店

医療業

製造業

教育機関

官公庁

今の時代は、企業経営において情報が重要な時代であり、個人情報をはじめ、取引先の情報、企業機密など多くの情報を扱っています。

情報を守っていくために、ISO27001(ISMS)の取得はあらゆる業種に推奨されるところですが、中でも保護すべき情報を多く扱う業種は取得が進んでいます。

たとえば、通信業をはじめとする情報サービス業やシステム開発業、個人の財産に関わる情報を預かる金融業や保険業、貸金・信販業、個人顧客の情報が多い小売業や決済サービス業、企業の新商品の情報などの機密情報を早期に取得する広告代理業、個人、法人問わず秘密厳守の情報が多い士業などです。

また、建設業では官公庁関連の入札条件になっているため、取得する企業が多いです。

3.ISO27001(ISMS)認証取得のメリット

情報セキュリティの国際的な基準に準拠していることを証明でき、顧客や取引先からの信頼が高まり、取引の増加など事業拡大につながるのがメリットです。

情報セキュリティリスクを管理することで、インシデントを未然に防げるようになり、万が一インシデントが発生しても、被害を最小限に抑えることや適切な対応が迅速に行え、損害や損失を抑えることができます。

4.ISO27001(ISMS)認証取得のデメリット

認証取得のためには、情報セキュリティ体制の整備や設備などの設置、専門人材の確保や育成などが必要となり、時間や手間、コストがかかります。

新規の取得時には審査料をはじめ、現地審査時の交通費や宿泊費の負担などもかかります。

一度取得して終わりではなく、定期的な更新が必須です。

更新の度に手間やコストが発生するのもデメリットです。

また、ISO27001(ISMS)認証取得したからといってインシデントが完全に防げるわけではなく、ISO27001にもとづき運用していけるよう、従業員に対する継続的な教育や研修が欠かせません。

5.ISO27001(ISMS)認証取得に必要なこと

ISO27001(ISMS)認証取得にあたっては、ISO27001の要求事項を満たすことが必要です。

※要求事項とは、ISO27001を取得するために企業が実現するべき要件のことです。

ISO27001(ISMS)認証取得に必要なことは以下の通りです。

①計画の実施と文書化:
予め定めた計画に基づいて、ISMSの運用を始めます。
ISMSの日常的な運用や対策の実施において発生した結果や出来事を記録し、文書としてまとめる必要があります。

②パフォーマンス評価の実施:
ISMSのパフォーマンス評価を行います。これは、ISMSがどれだけ効果的に機能しているかを判断する作業です。
定めた目標や基準に対してISMSがどれだけ満たされているかを測定・評価します。

③内部監査プログラムの計画と実施:
ISMSの内部監査プログラムを計画します。これは、定期的に情報セキュリティの実態を確認するためのプログラムです。
計画に基づいて、内部の担当者や専門家がISMSの実態を詳細に調査し、問題やリスクを特定します。

④マネジメントレビューの実施:
トップマネジメントはISMSについて定期的にマネジメントレビューを行います。これは、ISMSが企画通りに機能しているかどうかを確認するためのプロセスです。
マネジメントは、ISMSの成果や現状を確認し、必要ならば是正処置を検討します。

⑤不適合が発生した場合の改善:
ISMSの運用中に不適合が発生した場合、これを改善するための対策が求められます。
不適合の原因を特定し、是正処置を実施して、同じ問題が再発しないようにします。

簡単に言えば、定めた計画を実施し、ISMSのパフォーマンスを評価し、問題を見つけるための内部監査を実施し、トップマネジメントが全体的な状況を確認して改善策を講じるという一連のプロセスがISMSの運用において求められています。

以上5つの観点を踏まえ、継続的な改善が求められ、ISO27001(ISMS)認証取得前提として、PDCAサイクルを回していかなくてはなりません。

組織のトップマネジメントはISMSの重要性を組織に示し、ISMSが有効に機能するようリーダーシップを発揮することが求められます。

情報セキュリティ上のリスクを分析して、それに対処するための管理策を検討し、対応計画を策定して実施することも必要です。

ISMSの実施に必要な資源を確保するために、従業員に対してISMSの維持・改善に必要な教育を実施しなくてはならず、取得にはコストや時間がかかることが分かります。

6.ISO27001(ISMS)認証取得の流れ

ISO27001(ISMS)認証取得の流れは、認証機関による審査を受けるまでのプロセスが長くなるのが特徴的です。

①ISMSの導入と、適用する範囲を決定し、管理責任者などの担当する業務と担当者を決める

②自社の情報資産を洗い出す
ISMSのポリシーを策定し、リスクアセスメントを実施します。
リスクアセスメントの結果にもとづき、リスク管理策を計画し、実施していくことが必要 です。
一方で、ISMSの運用・維持・改善のための手順を策定することも求められます。

③手順に従ってISMSを運用し、その効果を評価したうえで、改善が必要な部分について、改善策を検討する
内部監査を実施したうえで、トップマネジメントのレビューを行うことも必要です。
このプロセスを一通り回したうえで、申請を行い、認証機関による審査を受けます。
審査はまず、提出した書類にもとづき書類審査が行われます。

さらに、実際に企業訪問を通じてトップインタビューや担当者への確認、管理体制や設備 のチェック、現場の従業員の対応などをチェックされる現地審査を受けなくてはなりません。

書類審査と現地審査の結果をもとに、審査会において認証を与えるかが判断され、結果が通知されます。

7.ISO27001(ISMS)認証取得代行を利用するメリット

ISO27001(ISMS)認証取得をするには、規格要求事項の理解をはじめ、マニュアル作成や内部監査、マネジメントレビュー、審査対応などが必要となり、専門人材の確保や育成が欠かせません。

ISO27001(ISMS)認証取得代行を利用することで、専門人材がいなくても、スピーディーかつ低コストでISO27001(ISMS)認証取得に向けた対応を行うことができます。

コンサルティング力とサポート力に優れた、ISO27001(ISMS)認証取得代行業者を選定することで、各事業者の実業務に合わせたISMS構築をし、余分な文書類を減らし、継続的な改善可能性の高い、効果が出せるISMSの作成と運用が可能となります。

認証取得までの期間を最短にできるようサポートしてくれるので、効率良くスピーディーに取得できるのもメリットです。

ISO取得後は、1年ごとの維持審や3年ごとの更新審査がありますが、認証取得後のアフターサポートも得られるのもメリットです。

8.まとめ

ISO27001(ISMS)は、情報セキュリティ体制が整い、万が一、情報漏洩などのインシデントが発生しても、迅速かつ適切な対応力があることを第三者機関が認証する国際規格です。

ISO27001(ISMS)の認証を取得することで、顧客や取引先への信頼が高まり、売上アップにつながるなど経営上のメリットもあります。

取得にあたっては、申請をする前にISO27001(ISMS)で求められる事項を実施し、体制を構築しなくてはなりません。

速やかかつ効率的に取得するために、ISO27001(ISMS)認証取得代行を利用するのもおすすめです。

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